第1話

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ある日、夢でみた昔の記憶 小学生の時、好きだった男の子が居た。その男の子は、小学校1年生から5年生まで同じ学校だった。  女の子はその、男の子のことがとても大好きだった。 ずっと、一緒にいられると思っていた。しかし、その夢はすぐに崩れていった。 ??? 「紫苑、僕、お父さんの仕事の都合で、転校しなきゃいけないんだ・・・。」 男の子が遠い場所へ転校して行くと言うのだ。女の子は転校していくというのを知らされた日から、ずっと泣いた。そして、男の子は転校していった。 そこで目が覚めた。  懐かしい夢かなしい昔の夢を見ていた。 紫苑 「あ~・・・今さらなんでこの夢を見るんだろう・・・。」  と考えていると。 母 「紫苑!今日から学校でしょ!遅刻じゃないの?!」  時計を見ると今の時刻『7:59』だった。 紫苑 「遅刻だあああああああ!ちょっと、お母さんなんでもっと早く起こしてくれなかったの?!」  愚痴を言ってもしょうがないのに母親に八つ当たりをして居た。 母 「何度も起こしても起きなかったじゃない!またインターネットでもしてて寝るの遅かったんじゃないの?!」 そう、紫苑はここ最近ずっとパソコンで夜更かしをしていた。  チャットや、通話などをして昨日、いや昨夜まで話し込んでいて寝たのが遅かったみたいだ。 紫苑 「しょうがないじゃん!昨日仲良くなった人とずっと話してたら寝たのが3:30回ってたんだもん!しかも昔は此処へんに住んでた人みたいなんだよね。ついつい話しちゃってて・・・。って、行けない!遅刻しちゃう!」  その男の人がこの先どう関わって来るかも知らずに・・・。 今の時刻8:03 学校までが15分 遅刻になるのが8:25  紫苑は自転車通学の為、大急ぎで自転車を漕いで居た。
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