悲惨なパーティー

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「…ちょっと」 「物足りなかったか?」 「確信犯ね」 男はふっと不敵な笑みを浮かべると先に降りる様に私を促した。 絶対にわざとだわ。 エレベーターから降りると直ぐの扉の前には大蔵産業様と書かれた案内板が視界に入る。 男の後について扉から中へと入ると、着飾った男女が何名、いいえ、何十名と居た。 大きなパーティーだとは思っていたけど、披露宴並に大きいとは思わなかった。
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