1人が本棚に入れています
本棚に追加
/46ページ
かくれんぼで、
最後まで見つからなかった子供は、
一生、大人になれないんだって・・・
* * *
戯れとは純粋すぎる悪意。
* * *
望まれ、好まれるものは、
グロテスクすれすれのキュート。
* * *
ギリギリの情熱と現実の中で、
綺麗でいられる時間は
あと、どのくらいだろう。
* * *
一瞬のぬくもりが
残すもの。
それは長い孤独と
冷たい自己嫌悪。
* * *
あなたは、
私の木陰に横たわった。
私の香りが、
あなたを包んだ。
それでも、あなたには、
私の言葉が、
分からなかった。
* * *
ドラマも些細なことの集積。
* * *
最高の歓喜が
絶望となったとき、
それによって私は滅び、
新たな別人となって
生まれ変わる。
* * *
あのとき空に
飛ばせばよかった。
青い空に消えていくのを
じっと眺めていたほうが
ずっとよかった。
* * *
欲しいものは、
開けても開けても
包みが出てくる
プレゼント。
* * *
毬藻には中身がない。
外側は、ぐるぐるまきなのに・・・
* * *
明かりが見えているのに、
出口がみつからない。
* * *
何処から何処までが夢で、
何処から何処までが、
現実なのか?
現在ここに
自分が存在していることすら、
虚構かもしれない。
自分が、
イモ虫になった夢を
見ているつもりが、
もしかしたら、
自分は、
イモ虫が見ている夢の中の
人間かもしれない。
* * *
日向の影には必ず日陰ができていた。
* * *
美しいものに囲まれて、
美味しいものをいただく。
そんなちょっぴりの贅沢が、
きっと日常に
魔法をかけてくれる。
* * *
最初のコメントを投稿しよう!