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リビングにはお母さんと兄さんたちが入って来た。 「あれ、翔。久しぶり~」 「お久しぶりです。」 翔は立ち上がって挨拶をした。それにつられて堀口君も立ち上がった。 「彼は誰ですか。」 「堀口朔です。」 ペこりと頭を下げて堀口君は挨拶をした。 「長男の冬樹だよ。よろしく~」 「次男の秋樹です。」 冬兄さんはへらへらと笑いながら秋兄さんは眼鏡をあげながら言った。 冬兄さんは美容師だ。俺達の髪も冬兄さんが切ってくれている。 秋兄さんはお父さんの会社で働いていて副社長でもあるんだ。 「じゃあ俺帰るよ。」 「俺も。」 お邪魔しました。と言って堀口君と翔はリビングを出ようとした。 「「送ってくる~」」 俺と夏樹も立ち上がって玄関に向かった。 「「行ってらっしゃい。」」 いつのまにかお父さんもリビングに来ていたようでお母さんと声を揃えて言った。 .
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