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先輩は椅子に座り直しいつにない笑顔で、
「もちろん先生と一緒にいたいから。ね、先生も俺と一緒いたいよね。」
先輩は近くの本棚で本の整頓をしていた染井先生に向かって言った。
先生は顔を真っ赤にして、
「…変なこと言わないで。」
そういって図書室の奥に本を持って向かった。
「手伝いますよ。」
先輩は立ち上がって先生から本を取った。
「ありがとう。」
先生もまんざらではなさそうだ。…うらやましい。
「俺もラブラブしたいな~」
まだ告ってもいないのに何言ってるんだろう。
「何か言った?」
「は、春樹。どうして話聞いてるんだ?」
春樹は本を読んでると周りが見えなくなって話も聞こえないんじゃなかったのか!
「聞いてないよ。ただちょうど読み終わったから。」
そういって春樹は読み終わった本を俺に見せた。
「そ、そう。」
よかった聞かれてなくて。もし聞いてたら引かれてたな。
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