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委員会の仕事が終わり、今日も朔と一緒に帰り道を歩いている。
「明日暇か?」
歩きながら朔が言った。
明日は何もないよな。家で一人本を読む予定だったし。
「うん。暇だよ。」
本読むから全く暇って訳じゃ無いけど。どこにも行かないし。やりたいことも本読むしかないし。
「じゃあ俺ん家に来ないか?」
朔家か。行ったことないから行って見たいけど本を読む方が楽しそうだな。
「漫画たくさんあるぞ。」
「行く!」
そういえば最近漫画読んでないな。家にある漫画も全部読んじゃったし。
「じゃあ明日迎えに来るから。」
あの話を聞いてから朔は俺が一人で外を歩かないようにしてくれている。うれしいけどそこまでしなくてもいいのに。
「わかった。」
まるで俺の家族みたいだ。夏樹以外は過保護過ぎて困っている。
「また明日な。」
「うん。バイバイ。」
話をしながら歩いていたので早く家に着いた。俺は朔が見えなくなるまで家の前にいた。
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