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それでも秋兄さんは表情を変えずニコニコと笑っている。
「秋兄さんが来てもつならないと思うよ。漫画読みに行くんだもん。」
秋兄さんは文学作品とか歴史の本とか難しい本しか読んでるところ見たことないから漫画なんて読んでもおもしろくないと思うな。
「いいですよ。僕も堀口君と話がしたいですし。」
なんだ、朔と話がしたいのか。それなら来てもいいかな。
「わかった。一緒に行こう。」
朔も秋兄さんが来てもそこまで困らないだろうし。
「はい。よろしくお願いします。」
そういって秋兄さんはまたリビングに入って行った。俺は自分の部屋に向かった。
「朔にメールしておこう。」
俺はスマホを取り出すと朔に[明日、秋兄さんも一緒に遊びに行ってもいい?]とメールを送った。
しばらくしてスマホのライトが光った。スマホを確認すると朔がメッセージが来ていた。
[うん。じゃあ明日家まで来ていいよ。]
「なんだよ。心配性だな。」
まあ、でもいいか。明日楽しみだな。
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