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エレベーターから降りるとすぐに玄関に繋がってきた。どうやら専用エレベーターだったらしい。
「いらっしゃい。」
「「お邪魔します。」」
玄関に入ると朔が待っていてくれたようだ。
「うるさいけど我慢してくださいね。」
「誰がいるんですか?」
秋兄さんが朔を睨みながら言った。そういえば玄関に靴が散乱していたな。
「父さんのアシスタントたちです。母さんは書き終わったんですが父さんがまだ出来てなくて…」
「二人とも漫画家なの?」
アシスタントって漫画家が忙しくて漫画が書くのが大変な時に呼ぶ人のことだよね。
「ああ。だから家にたくさん漫画あるんだ。」
いいな、両親が漫画家って。本読み放題じゃないか。
そういって朔は部屋の扉を開けた。
「ここ、漫画置き場。父さんと母さんの作品しか無いけど好きな本読んで。」
「やったー。」
朔が入れてくれた部屋には漫画がたくさん並んでいた。
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