12/16
前へ
/235ページ
次へ
やっと一つの作品が読み終わった。 「んぅ~~。」 本を棚に戻して体を伸ばすと隣から笑い声が聞こえた。 「結構読んだね。」 いつの間にか隣に朔がいた。 「面白くて楽しかったよ。」 前から読んでみたいって思ってた作品があったからよかったよ。 「お昼にしよう。父さんも仕事終わったから紹介するよ。」 もうそんな時間か。結構本読んだもんね。 「うん。」 俺は朔の後ろをついてリビングに向かった。 リビングには朔の両親であろう人がいた。 「父さん母さん、前に話した藤原春樹。」 「どうも。」 「よろしくね。」 朔のお父さんカッコイイ人で、お母さんは綺麗な顔だ。どちらかと言うとお父さんに似てるな。 「初めまして。藤原春樹です。」 俺はぺこっと頭を下げた。 「さあ、座って。冷めないうちにご飯食べましょう。」 「はい。」 俺は朔のお母さんに言われ朔の隣に座った。 .
/235ページ

最初のコメントを投稿しよう!

284人が本棚に入れています
本棚に追加