0人が本棚に入れています
本棚に追加
「美月!!!」
今度は由美が今にも泣きそうな顔で走ってきた。
「なんで?なんであんなことで怒っちゃうの?ごめんね。美月。」泣きながら由美は言った。
「ごめんね。由美。ちょっといろいろ考えてたことあってさ。」つい私も涙がこぼれた。
「自殺なんて絶対ダメだからね……あたし……美月いないと……嫌だよ?」
由美。違うよ。私、死のうとなんてしてないよ。
「うん。ごめんね。」私はそう答えた。
正直頭が追いついていかない。
私、ただ、恥ずかしくなって、行くあてなくて、屋上に来ただけなのに。
なんで、自殺するって思ったの?ねぇ?深沢君……
最初のコメントを投稿しよう!