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「…っ。」
あ、ヤバイ。
クラクラす…
「お、おい!?大丈夫かよ。」
「…ん。」
ハッ
えっ。私今…。
抱っこされてる!?
蓮君が私をお姫様だっこをして額に手を当てている。
「やっぱ、熱あるな。」
「え?」
熱?
そう言えばクラクラするし、頭痛いな。
「さっき 覗き込んだ時言えばよかった…。」
項垂れる(うなだれる)蓮君。
「ほら、行くよ。」
え!?
ど、どこに!?
「ちょ、ちょっ待っ!」
私は蓮君の腕の中で手足をバタバタさせた。
「暴れるな。」
「は、はい…。」
私は蓮君にお姫様だっこをされながら遼に行くための廊下に移動した。
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