9人が本棚に入れています
本棚に追加
瀬織は下がった。
エベルキン人は背広の3人以外はその場に残った。
陣平は頭をかいた。
「えー、やっぱ、7人で来るの?きったねー。」
7人は意志の鎧を出した。
陣平は監察する。
「クソガ以外は、量産型意志レンジャーか。」
背広の3人はヘリポートから離れて、ビデオカメラを構えている。
7人が陣平を取り囲んだ。
「こりないね。」
陣平はヤルンダッシュをかけて、量産型の1人に接近した。
速さは今までとは比較にならない速さだ。
近づかれたエベルキン人の1人は、まったく反応することなく、殴り倒された。
となりの男がライフルを構えた。
だが、撃つ前に殴り倒された。
「あと、5人ー!」
その5人から、ライフル弾が陣平に放たれた。
陣平は撃たれた。
「ぐはう!」
陣平は吹き飛んで、3メートルほど転がって地に倒れてしまった。
瀬織が叫んだ。
「遊んでないで、真面目にやりなさい!
夕方のヤルンダーJの放送までに帰らないと、見られないわよ!」
陣平は起きた。
「あ、そだった。いや、ドラマチックにしようかと思ってさ。」
エベルキンの5人がさらに足並みを崩した。
陣平はキャノンを構えた。
連続で5人のライフルを撃つ。
本体はさすがに撃っても効かないと判断したからだ。
ライフルは、当たった部位の部品が壊れた。
陣平は通常の速さで量産型意志の鎧を使っている4人を倒した。
残るはクソガだけだ。
クソガは、激昂していた。
「何しやがる!
そんなに強いなんて卑怯だ!
日本人は卑怯のかたまるなびぶべ、ぎばがぢびい!」
なにかわからないことを叫んで指を指して怒っている。
だが、足は震えている。
陣平はユックリ近づく。
最初のコメントを投稿しよう!