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天風は、意志の鎧を出した。
シズカのそれに似ているが、かなり分厚い。
物凄い速度で迫る。殴りかかった。
陣平は、その一撃目を避けるために、横に回った。
天風は舌を巻いた。
「速いじゃないか。」
陣平は、驚いた。
「時速300キロは出てないか?
想定より速い!」
陣平はジェイクンを呼び出す。
「周囲の状況を監視しろ。そこまで気が回らない。」
『了解』
天風は気で、直径2メートルほどの球を作る。
「当たるといてえぞ!」
球を投げてきた。
陣平は避けた。
避けると、横に球が回り込んでくる。
自在に操れるようだ。
陣平は上に逃げた。
飛翔能力で、上昇し続ける。
球は、地上50メートルほど上がると、天風の手元に戻る。
逃げ切った。
天風は、舌打ちした。
「さすがに空は飛べねえからな。」
陣平はキャノンを構えた。
安全な上空から撃つ。
天風に当たるが、ダメージはないようだ。
「それはわかってる。」
陣平は、
「ソウルイン!」
と、設定資料型のヤルンダーJを出した。
キャノンを撃つ。
こちらのバージョンのヤルンダーJは、パワーが違う。
天風は避けた。
キャノンのエネルギーは、地面を大きくえぐった。
「やはり当たらないか。」
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