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血の染み込んだ純白のワンピースを脱衣所で脱ぎ捨て、直ぐにバスルームに入る。お湯と水を調節してシャワーを流し、身体を洗い流す。
身体を綺麗にして、タオルを身体に巻き、私はバスルームを出て、男と交わったベッドの側に行く。
床に置いてある大きめのバッグから、予め用意していた服を取り出し、その服を着る。室内は鏡張りで、自分の姿がそれに反射して映る。
服を着た私の姿はーー猫耳のついた黒のパーカー、中に赤色のキャミソール。ボトムスにはパーカーと同色のキュロットスカート。
ほんのり赤みのある雪のような白い肌。胸元ロングウルフの髪がサラリと靡く。柔らかい毛先は、ダークブラウンの髪色によく馴染む紫のグラデーション。長いまつげに、小さい桜色の唇。
そして、ピンクよりの紫の瞳。
ーー目を疑うほどの美しい少女が映る。
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