【〇】 ―零―

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「馬鹿言え!! 人間にとっちゃ、19歳と言ったら働き盛りだ。 文句を言わんで、ちゃんとみんなのために働いて来い!」 「あぁん!? あー・・・、へいへい・・・。」 義人はきっと責任を感じている。 彼が“前世”で犯した失態。 それが引き金となって、あの8人は運命を狂わせたのだから・・・。 だけど、今他の7人を護ってやれるのは彼しかいない。 僕が手助けできるのは、日々暮らしていくための拠点となる住居と“害のない”食事を与えてやる事のみ。 それ以外の事は、彼ら自身で切り開いていかなければならないのだ。
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