第1話 起点

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―僕も姉ちゃんも、美憂さんのこと好きだったんだ。 最近では、日常生活でも義母さんと呼ぶくらい仲良くなっていたんだ……。 それに関わらず、父 は離婚をするかもと言った。 確かにここ最近、両親の喧嘩がたえなくなってきた。 両親の喧嘩は、義母といっても辛いものだ。 僕はいつの間にか、不登校気味になってしまっていた。 そして、あっけなく、行かないなら辞めようと思い、辞めてしまった。 ついでに、家で喧嘩を聞くのもいやになったから家出してきた。 ―そして、僕は今ネカフェにいる― ずーっとここに、居座ってるものだから、店員の視線が痛い。 ネカフェで、風呂と寝床を確保してるが、その資金は父親の懐から盗んできた。 食事はいつも、コンビニですましたり、ネカフェで食べたりしてる。 さっきまでずっと、パソコンをいじっていた。 バイト探しのネットを開いてたのだ。 でもさすがに、腹が減ってきた。 コンビニ、行ってくるか。 そう思って、財布を持って立ち上がった。
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