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めがけて、いろはすを吹き出してしまった。
「ごほっ!!ごほっ!!……先輩ごめんなさい!! 」
セニョリータ先輩は、ハンカチで顔にかかったいろはすを拭いていた。
「…いや…、すまない、 謝るならこっちの方だ。……でも、吹き出すのは勘弁して欲しいかな……?」
「…マジでほんっとーに、ゴメンなさい!! …でも、 軽すぎませんか?
僕は、真剣に悩んでいるのに…。」
「…まぁーね!
いろはすの件は、許すよ。
…気にしないでくれ、僕も君の気持ちをかえりみずに言ってしまったから、悪いし。」
セニョリータ先輩は、あはははーとあっけらかんに笑っている。
「…すみません…、ありがとうございます…。
…いえ、こちらこそ気にしないでください。
…でも、どうしてそうやって軽く言えるんですか?」
「だって、この僕を頼ればいいことだろ?」
僕は、不思議そうに彼を見つめた。
「任せな、僕がいろいろ提供してあげるよー!!! 」
彼はどんと握り拳を、胸の前で握り締め、任せなというようにポーズをとっている。
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