気のせいじゃなかった?

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そんなある日、いつものように 寝るように促され、自室のベッドへ。 その日は、当時ハマって読んでいた、月刊漫画本の <リボン>という、本を読んで寝落ちしようと、読み始めた。 しばらく読んでいると、家の中が静かになってきたので、 両親も寝るんだと察知して、寝たふりをしようと 枕元に付いていた明かりを消し、薄目を開けてジッとしていた。 kohと姉が使っていた部屋は、2階の奥の部屋で 階段を登り、両親の部屋の前を通って突き当たりである。 ジッと両親の様子を伺っていると、階段を昇ってくる音が 聞こえた。 音の感じからして、母の足音だった。 隣の両親の部屋のドアが開閉する音がして、 ひとまず安心。
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