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「あの…星川さん…こんにちは…」と小さな声で喋りかけてきてくれたのは、相川さつきちゃんだ。
「あっ、なに~さつきちゃん?」「あの…実は…私…星川さんに小学生のこれ…くれましたよね?」と差し出してきたのは
シャーペン。
「あっ!それ!いつかの!!」「はい!覚えててくれましたか?」と言うと泣き出してしまった。
「うぇーん!!うぇーん!!」すると「みゆきちゃん~どうしたの!?」とくりちゃん。「実は…」
「へーそんなことが。」
「うん。たまたま、私がこのシャーペンを渡したの。」
『昔、さつきちゃんが筆箱を忘れて、それで私にぶつかって泣いてたから保健室に連れて行ったの。そしたら』『痛くは無いんです、ただ…』『ただ?』『筆箱を忘れちゃって…誰かに貸してもたいたいのですが…友達が居なくて…』『じゃあ!私のシャーペンあげる!消しゴム』
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