第1話

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「えっ!?うん…うん…」と黙って聞いてくれるレン君。「あのさ…どう?」 「いいよ!」と賛成してくれて嬉しい。 「おはよう…お兄ちゃん…灯ちゃん」といつもの用に朝食を済ませ制服に、着替え学校に直行。 「おはよう!さつきちゃん!!くりちゃん!!あのさ!!」私は単刀直入に話に入った。『私。歌部 を作りたいの!入ってくれる?』とレン君に聞いた。あの話。 「新しい部活を作るの!入ってくれる?二人とも…」私は自信が無くなり段々声が小さくなっていく。 二人が入ってくれるという保障は、何処にも無い。だから怖い。断られるんじゃないか?と不安になる。「うん!いいよ!」と先に答えてくれたのは、なんとさつきちゃん。その目は真剣だった。 「うん!私も!!」と賛成してくれた。くりちゃんとさつきちゃんにレン君の事を話しておいた。 あとは、部活の申請。 「あとは、理事長に申請するだけ。」とくりちゃんに言われ私は、もう隠すのが嫌になってきた。 「あのね…二人とも…大事な話があるの。」と私は深刻に言う。 「私ね…二人に隠してたことがあるの…私…ね…この学校の理事長なの…信じてくれる?」と小さな声で言った。 「「うん。信じる。」」と笑顔で言ってくれた。 気持ちがスッキリした。 「はい!申請!!」「はい!『歌部』を部活として認めます!!」と笑顔で言う。 あれから3日。 「ねえ……三人とも…これなに?」と私が見せたのは、『歌部』コンテストだった。 「なんで、参加になってんの?あと9人も…集めるの?」と参加枠を見せた。
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