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玄関の戸を開けるとそこには想像していた通りの人物が居た
「「おはよう、悠」」
「おはよう太陽に月華。相変わらず双子なだけあって息ぴったりだね」
「そんなの当たり前です。私と兄さんは魂のレベルで繋がって居るんですからね」
月華はエッヘンと胸を張りながら言う
それを聞いた太陽はハ~とため息をつきながらも
「そんなことより早く行かないと未来が待ってるよ」
と言った
それを聞いた月華は
「そんなこととはなんですか!!だいたい兄さんはいつも...」
と太陽に向かって説教をし始めた
「はいはいそんな事は置いといてさっさと学校行くよ」
「悠までそんなこと言うんだ。兄さんが私の事を適当にあしらうようになったのは多分悠のせいなんだよ」
「そうだ!そうだ!」
「太陽は月華の味方だったの!?てっきり僕の味方かと思ってたのに!!」
「はは、そんなことは気にしない。そんなことは置いといてさっさと行くよ」
太陽はそう言うと僕たちを置いて先に行こうとしていた
「「そんなことって、酷いよ!!」
僕たちは遠くなっていく太陽の背中を見ながら叫び太陽の所まで少し急ぎ足になりながら進んで行った
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