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クレアside
ガラガラ
「……失礼しまーす。って誰も居ねぇし。」
俺は朝っぱらから職員室に来ている。
起きたら机の上にメモが置いてあった。
登校前に職員室に来い。
レン・ハルマ
きっとポストから入れて、風魔法かなんかで運んだんだろう。または不法侵入か。
昨日、先生の顔は恐怖でいっぱいだった。目の前で今までの常識が崩れたからだろう。
測定は毎年行われている。昨日ので約4回目、毎回担当の先生は怖がっていた。
だから昨日も、あぁ、またか。と思った。
いつも俺と関わることを拒否して、相手にしてもらえない。
だから、朝は驚いた。
もしかしたら、先生は違うのかと思った。
「んぁ?はえーな。」
後ろから突如声がした。言わずともレン先生だ。
「で、なんですか?」
「まぁ、焦るなよ。コーヒー飲めるか?」
飲めます。とだけ伝えると、会議室で待ってろ、と言われた。
会議室は右隣の部屋なので、でてすぐだ。
部屋を移動すると、会議室というだけあって、椅子が大量にある部屋だった。
この学校、面積が広いし生徒も多いから、教員も多いのだろうか。
とりあえず、適当な場所に座って先生を待った。
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