1人が本棚に入れています
本棚に追加
「昨日来てたのに今日来ないからどうしたのかと思って!やっぱり勇真の読み当たってたんだね!行こう!勇真屋上で待ってる!」
もしかして心配して来てくれたの?
「行こう結香ちゃん!」
大雅君は私の手を掴み、走り出した。
その手が今の私にとって、凄く暖かいものに思ったのは大雅君は知らないんだろうな。
「勇真!」
やっと屋上に着いた。
「そんな叫ぶなよ」
「勇真さぁ、確か編み物出来たよな!?
この風呂敷、直してやってくんねぇ?」
え、凄い!勇真君編み物出来るの!?
「まぁ、良いけど。裁縫道具持ってる?」
「あ……」
大雅君が忘れてたと言わんばかりに言った。
衝動で言ったのかな?
なんだか可愛い。
最初のコメントを投稿しよう!