失恋…?

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「昨日来てたのに今日来ないからどうしたのかと思って!やっぱり勇真の読み当たってたんだね!行こう!勇真屋上で待ってる!」 もしかして心配して来てくれたの? 「行こう結香ちゃん!」 大雅君は私の手を掴み、走り出した。 その手が今の私にとって、凄く暖かいものに思ったのは大雅君は知らないんだろうな。 「勇真!」 やっと屋上に着いた。 「そんな叫ぶなよ」 「勇真さぁ、確か編み物出来たよな!? この風呂敷、直してやってくんねぇ?」 え、凄い!勇真君編み物出来るの!? 「まぁ、良いけど。裁縫道具持ってる?」 「あ……」 大雅君が忘れてたと言わんばかりに言った。 衝動で言ったのかな? なんだか可愛い。
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