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(ここからは結香sideになります)
「で、何でここにいるわけ?」
「え……」
「だっておかしいだろ。女が一人で屋上にいるなんて。普通は友達とお喋りしたりとか、しねぇの?」
「っ……」
私はその言葉に何も言えなかった。
「良かったら一緒に食べてあげようか?お弁当」
「え?」
その言葉は味方のいない私にとって一番嬉しい言葉だった。
「出た、大雅の女性癖」
「そんな言い方すんなよ~。お前も強制だかんな」
「へいへい」
この人達となら楽しく話せそう。
「ねぇねぇ結香ちゃんはさ~好きな人とかいる?」
「え!?えっと……いない……けど……」
いきなりそんなこと聞くなんて……この人、色んな意味で凄い。
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