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ガラッと続いて教室に入ってきたのは担任と思う20歳前後に見える女の先生。
ニコニコ顔はこの教室内の惨状を見て崩れた。
しゃがんで黙りこむババァとガキ。
対面するように座り込んでななせを抱き締める母ちゃん。
その間に立つオレの母親と状況が多分全く把握していない父親。
異様な雰囲気に恐る恐る一瞬の間を置き、担任は口を開いた。
「どッ!?どうしましたか!?」
「しょにちそうそうイジメがはっせいしたんだよババァ」
「バッ……!!!?って、イジメ!?」
バシッ!!
「お前は女なら誰でもババァなのか」
母さん痛ぇ…。
ババァ聞こえてたのかよ。
「イジメって…馬鹿なこと言わないで頂戴!!!」
「ふっかつしたー」
ゴキ●リなみのせいしんりょく…。(笑)
「イジメ発生したのかー?やるな初日から」
「褒めるとこそこじゃないよ、夏さん」
「悪ぃまつさん」
…オレの親はノリがいいと、思う。
すると親父がななせに目を向けた。
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