プロローグ・・・

10/12
43人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
ガラッと続いて教室に入ってきたのは担任と思う20歳前後に見える女の先生。 ニコニコ顔はこの教室内の惨状を見て崩れた。 しゃがんで黙りこむババァとガキ。 対面するように座り込んでななせを抱き締める母ちゃん。 その間に立つオレの母親と状況が多分全く把握していない父親。 異様な雰囲気に恐る恐る一瞬の間を置き、担任は口を開いた。 「どッ!?どうしましたか!?」 「しょにちそうそうイジメがはっせいしたんだよババァ」 「バッ……!!!?って、イジメ!?」 バシッ!! 「お前は女なら誰でもババァなのか」 母さん痛ぇ…。 ババァ聞こえてたのかよ。 「イジメって…馬鹿なこと言わないで頂戴!!!」 「ふっかつしたー」 ゴキ●リなみのせいしんりょく…。(笑) 「イジメ発生したのかー?やるな初日から」 「褒めるとこそこじゃないよ、夏さん」 「悪ぃまつさん」 …オレの親はノリがいいと、思う。 すると親父がななせに目を向けた。 .
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!