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「…………別に、何でもないよ」
「そうなの?春雪君、なんかぼんやりしてたよ」
「そうか?」
「私が嘘つくわけ無いじゃん」
「……そうだな。ただ単に寝不足でこうなってるんだろ」
「寝不足なの?だめだよ、ちゃんと寝ないと!風邪とか流行ってるんだよ?病気になったら大変だよ!」
「そのときは冬霧に看病してもらう」
「アハハッ、もう、馬鹿じゃないの?」
こんな僕を心配してくれる君。
こんな僕に忠告してくれる君。
こんな僕に付き合ってくれる君。
優しい君。
僕にとって絶対的な存在。
好きだったはずなのに。
今も好きなはずなのに。
今の僕は君を、……………
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