勇者が来るまでの特訓。

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またとある別の訓練では…。 特訓開始88日目の事。 此処は魔王城隣の森の前。 クイーン「今日は私ね。 もう3ヵ月も経つのね、そう言えば。 さて、今日も何時ものようにかくれんぼよ。ルールも何時も通りにね。」 此処で言う、かくれんぼとは、 鬼100匹対俺1人という鬼畜仕様。 更に鬼も、相手を見つけると相手の身体が硬直するという能力も持っているのにも関わらずやけに探索が上手い。 …どうやって、隠れろと。 クイーン 「それじゃあ、今日は15秒ね。 1、2、…」 鬼畜な理由その2。 隠れる為の時間が短い。 そのため、全力で逃走が必要なのである。 時間にして15秒。 俺は森の奥まで来た。 ヘル「此処は…。 まだだな。遮蔽物とかが少ない。」 しかし、俺は更に奥に進む。 更に5秒。 森の奥深くで洞を見つけて其処に隠れる。 そして、深呼吸。 更に、心を静めて森の気配を感じ。 最後に森の気配に同調させる。 ヘル「…。移動するか。」 恐らく、この場所はバレているので近くの洞窟に移動する。 その際、逐次同調してゆく。 それでも、5分後。 ヘル「…。動けない。」 つまりは見つかった。 この後、2回は6分ちょっとで見つかった。
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