勇者一行が魔界に来た。

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マギ「僕が魔術師のアルカナ、マギ。 新たな可能性、見つけ出すよ!!」 チャリ「儂が戦車のアルカナ、チャリ。 この戦い、必ずしも勝利してみせる。」 クイーン 「私が女帝のアルカナ、クイーン。 必ずや、皆を繁栄させる。」 ヘル「俺が死神のアルカナ、デス。 君達の物語は此処で終焉する。」 魔王「俺が皇帝のアルカナ、キング。 必ずや、皆に安定した営みを。」 「「「「「…………。」」」」」 あ、固まった。 ヘル「すいません。 固まりましたけれども、 どうしますか?」 マギ「そうだね。 …、またコタツに入っていよう。」 クイーン「待っているのも寒いですしね。」 再び、コタツに入る俺達。 そこで、 勇者「すいません。 魔王は誰ですか?」 勇者が復活する。 魔王「あ、すいません。俺です。 それと、あなた達の世界を征服するつもりは無いので帰ってもらって良い?」 だが、俺達は端からやる気0。 魔王を倒すなどと言われる前にくぎを差す。 魔王「何なら、契約書書いても全然構わないし。更に言うならば、神の誓約ってやつ?それをしても良いし。」 更に追い討ち。 尚、神の誓約と言うのは神の立ち会いの下、絶対の契約をするというもの。 破った場合は、最悪死に至る。 まあまあ良くて四肢どれかの破損。 つまりは、絶対に生物界に侵攻する気は無いと言っている。 …にしても、この場合、どの神に誓約を誓うのだろうか? 魔界での神様?生物界の神様? 勇者「分かった、分かったから。 一応、契約書をこの場で作ろう。 僕達が証人となるし、 僕達が魔王を倒さない事も此処に書いて君達が証人となってくれれば良い。」
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