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振り返った事で確実に死んだのは間違い無いわけで。
でも、俺は何なのかは分からない訳で。
ついでに、名前も分からない訳で。
「あら、マギの云う通りね。
可愛いクー・シーさんだこと。」
考えていると、後ろから声が聞こえた。
振り返れば、背中から蝙蝠の翼を生やした女性がいた。
「うふふ。
はじめまして、新しい死神さん。
私は、クイーンと呼んでね。
さて、私達のキング、魔王様がお待ちになっているわよ。」
そのクイーンの後ろには、立派な馬車があった
そして、何故だか行かないといけない気がした。しかし。
「すいません。
この死体、埋めさせて下さい。」
今までお世話になった身体は放置出来なかった。
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