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ヘル「で、俺はどうすれば良いですか?」
魔王「どうすれば、とは?」
そりゃ勿論。
ヘル「住む所とかですよ。」
クイーン「住む所は此処よ。
仕事とかは明日説明するからね。」
へぇ、此処か~。
…ん?此処?
此処って魔王城だよね?
魔王「あ、魔王城に住んでもいいのかって顔してるけれども、無駄に広いから大丈夫だよ。」
なら、良いや。
クイーン「じゃあ、着いて来て。
死神くんの部屋は此処から数分だから。」
魔王「それじゃあ、今日は此処まで。
みんな解散して良いよ。」
魔王の言葉で、みんな移動を開始したので、クイーンさんを追い掛ける。
連れて来られたのは2LDKの綺麗な部屋だった。
リビングも30畳位。
家具もぱっと見シックだが、
明らかに高級である。
そして、
「何か御用がありましたら何なりとお申し付け下さい。」
メイドさんが居た。
しかもケモミミ、つまり獣人。
犬系かな?
ヘル「そういえば、食事って何時食べられる?」
メイド「お食事でしたら今からでもお持ち致しますよ。」
ヘル「ありがとう。
そういえば、何て呼べば良いかな?
他の方にも専属の方が居るだろうしさ。」
メイド「御配慮して頂き有り難う御座います。私はリリィと申しますのでご自由にお呼び下さい。」
ふむ、リリィさんか。
ヘル「じゃあ、リリィさん。
ご飯をお願いします。」
リリィ「了解致しました。
ですが、さんは付け無くても良いですよ。」
だが断る。
その旨を伝えると、諦めてくれた。
その後の食事はとても美味かった。
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