第31章 北海道の七夕

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 木内は、稲葉を退出させてから、稲葉の供述の裏を取るために、直ぐに相沢を応接室に呼んだ。  相沢に、矢崎が殺害された夕方の行動を尋ねた所、その日の午後は、稲葉と一緒に外回りをしていたという話だった。  稲葉の証言と一致していた。  相沢の雰囲気には、不審な点は見当たらなかった。残念ながら、一番くさいとにらんでいてた稲葉のアリバイが成立していた。
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