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左腰にずっしりとした重み。
そこに目をやれば、目に入るのは一般的な日本刀だ。
辺りを見回す。ここは真っ白な部屋。四面それぞれに穴が開いている。
穴の奥は暗く、見通す事はできない。だがしかしその奥から確かに、敵意を感じる。
「――来るか。」
直感。鯉口を切り、いつでも刀を抜けるようにし敵を待つ。
「せやあああぁぁッ!!」
烈迫の気合いと共に刀を振り抜く。
ドサリ と重い音。
白い床には赤が良く映える。
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