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今日も欠かさず千歳の元へ会いに行く。
あれから少し生活は変わってしまったが、俺は以前よりも試衛館に通う頻度が増えていた。もちろん稽古に励み剣術を磨くという目的もあったが、何よりもあの笑顔が見たかったからだ。
あの笑顔が見れるだけで心がいっぱいになり満たされ、凪いでいる水面のように穏やかになれる。
きっと今日も宗次郎とはしゃいでいるのだろう。
あの笑顔が守れるだけで、それだけで俺は幸せだ。
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