第4話

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「作家になりたいキャバ嬢の女の子がいるって言うんで」

そう言うと草野君は、どっちの女の子？

という風に問い掛けるような表情で浅井さんを見て、浅井さんが、

「ルナちゃん」

と言いながら私の方を手の平で示すと、草野君が興味が湧いた様子でこちらを見て、

興味の対象となった私は、なんだかどういう表情をしてよいか分からず、彼の視線に一瞬怯んだ。