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自分の愛用するDCブランドの化粧ポーチをぎゅっと掴んだ手の力を緩められずにいた。 床に散らばった自分の化粧品を拾いながら、 そのクッソデブ年増のキャストは、ふと目についた壁に張られてあるランキング表の上位に名を連ねてることに強烈劣悪なハテナ???を抱きつつ、 席に戻り、薬を飲もうと思った。 一戦交えた後の私は、きっとこれまでの私より、もっと愉快な接客が出来る。 気分が高揚した。 嘔吐の後の不快感は無く、逆に爽快な気分でラストソングを迎えられそうな気さえしていた。
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