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「まま、すごいねぇ~。おおきいねぇ~」
藍はシロクマに心奪われ、かれこれ30分以上、シロクマの前にいる。
「藍、もっとたくさんいるよ。他を見に行こうよ。」
「う~ん、わかっちゃ。でもぉ・・・・・」
藍の心をガッチリ掴んだシロクマは優雅に泳いでいた。
「藍ちゃん、あっちにシロクマさんのぬいぐるみがいるよ。一緒に見にいかない?」
圭司さんの声に目を輝かせる藍。
「シロクマちゃん?いくーあいちゃんいくよー」
藍は圭司さんの手をとり先を急がせた。
「美晴、あの現金な子供はだれの娘だ?」
誠さんはそう意地悪そうに言った。
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