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そしてシロクマの水槽近くにある売店。
たくさんのぬいぐるみが大小たくさん並んでいる。
藍と圭司さんはシロクマのぬいぐるみと睨めっこしていた。
「藍、どれにする?」
誠さんが掛けた言葉を、圭司さんが訂正する。
「藍ちゃん、僕が買ってあげるからね。」
またしても喧嘩勃発の予感。
「圭司、オレ『はい、ストップ!ココは私が払います。』
誠さんの言葉を遮り私言えば、圭司さんが反論する。
「いや、美晴ちゃん。ココに連れてきたのは僕だから。ボクが藍ちゃんに買ってあげるから。ねぇ、藍ちゃん。僕と来たんだもんね。」
不毛な争いになりそうな予感。
藍は我関せず、シロクマ選びに没頭している。
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