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イルカは大きなジャンプを見せる。
そして、私はビニールシートで防御する。
誠さんと藍は嬉しそうに、水にかかる。
圭司さんと私は必死にシートを持ち上げた。
トレーナーのお姉さんをのせたイルカはすごい速さで水面を走る。
藍の目にはどんな風に映っているんだろう?
藍はしきりに誠さんに話しかけ、二人キラキラした目でイルカたちを見ていた。
「楽しそうだね。」
圭司さんに問いに頷く。
「やっぱ、誠も子供欲しいーんだよなぁ・・・」
そう呟いた声はしっかり私の耳に残った。
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