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刻一刻と、時は、無情に、はかなくすぎていく。
「これもまた、美しいではないか。」
俺の隣にいた、右大臣がいった。
「なんでまた、このようなことを、開催したんです?」
国防大臣がいった。
「やばんです。やばんです。」
11歳の少女ー教育長官が叫んでいる。
ここは、闘技場の観客席、この闘技場で2番目に質の良い観覧席である。
「教育長官、座ってください。この戦いは、始まったばかりですから、そんな嬉々としていたら、身が持ちませんよ?」
と、総司令が言った。
たまらず俺が、「嬉々としているようにみえますか?」と言ったら、
「とりあえず、在は御静かに。そろそろ決着がつきそうですよ?」
みたら、大柄な原始人の格好をし、主に投げ槍で戦っているものと、すばしっこく逃げ回って、相手の体力を奪う小柄な少女、あれはー
「よりによって、アレが生き残ってるとは。もしかして、覚醒種かもしれませんね。」
アレ...宇宙戦士の格好をしている。
「馬渕大知 ... コレ以上、情報ガ有マセン」
この戦いの内容をすべて把握させているこの国で指折りのCPが言った。
「とりあえず、ダミーを引き上げろ。馬渕はそれからだ。」
総司令の合図で、ダミーがバタバタと倒れていく。
「残り、3人か。でも、すぐに終わりそうも無いな。」
さて、馬渕ー俺の息子よ。何処まで来れるかな。
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