反射

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「しょーくーん。」 後ろからついてくるのは浜 廉人(はま れんと)。 紙パックを潰す音が聞こえた後に小さくため息をはきだす。 「…なに。」 「なに、じゃなくて。コクられたんじゃないの?年下?」 首の後ろを掻くようにしてめんどくさそうに答える。 「そうかもね。で、今日はどこいく?」 「ねー。返事になってないしー。」 「いいんだよ、どうでも。」 …本当にどうでもいいんだ。 恋愛なんて。俺にはする権利もない。 そう思っていた。 はずだった。
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