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9月半ばの今は、最終下校時間になろうとしている
この時間でも、まだそこまで暗くはない。
私は閉じたノートを見つめ
ため息をもう一度つく。
私はクラスと馴染めていなかった。
高校二年の私は
高校一年の時に事故にあってそれ以前の記憶を失っていた
事故にあったとき、私は友人に恵まれていたのだろう。
病室に両親だけでなく友人がたくさん来ていた
だけど、友人や両親のことも、挙げ句の果てに自分のことも忘れてしまっている私には
その状況は、苦しいだけのものだった
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