希望

2/4
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
ドガガガガガガガ!! 銃声を聞いて管理人室は戦慄した。 「何の音だ!?」 ジョンは叫んだ。 「落ち着け!外を見てこよう。お前さんはここで電話番を頼む。」 マーティンはそう言って出ていった。 「おーい!1人で大丈夫かよ・・・。」 ジョンは呟いたが、マーティンは振り返らなかった。 マーティンは懐中電灯を持って森を歩いていた。 「お前はジョン・リースか?」 唐突に女の声が聞こえ、金属音(シュウィーン)とともにマーティンの心臓を貫いた。 「あ・・・が・・・がが・・・。」 ザシュッ!銀色に輝く腕を引き抜き、手に付いた血を舐める。 「違う・・・。」 女はそう呟きマーティンがやって来た方向へ歩き始めた。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!