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ずぅっと山道をのぼって森のおくにはいると、木でできたまぁるいお家につきました
くまさんにはちょっと小さいプラスチックのドアからもう一度てまねきをして、サーカスランド・ラビット君たちを入れてあげます
お家の中はきりかぶのイスと、透明なプラスチックのテーブルがあって、おくの方はキッチンになっているようでした
「とってもすてきなおうちだね！
これからどんなしょくじができるのかたのしみだよ」
それからサーカスランド・ラビット君は、しろいまどの外からきいろの子りすと、うすピンクのねずみさんを呼んでみんなでおやつにしようと言いました
そのうちキッチンからおいしそうなにおいがきこえてきました
まちきれなくなった子うさぎさんと子りすはこっそりなかをのぞいてしまいます
くまさんはこまったようにわらって、しかたなくおやつをひとくち分けてあげたのです
くまさんはとってもやさしかったものですから、すぐにみんなの分のおやつをつくり終えてくれました
そのあいだにサーカスランド・ラビット君はテーブルクロスとフォークをじゅんびしました
「さぁみんなでいただきますだよ！
くまさん、おいしそうなパンケーキをありがとう」
「ありがとうくまさん」
「ありがとう！」
「くまさんありがとう！」
みんなはくちぐちにくまさんへおれいを言って、パンケーキをたくさんたくさん食べました
おなかがいっぱいになったサーカスランド・ラビット君は帰らなければいけません。
「みんな、またこんどあそぼうね」
「またあそぼうね」
「まってる！」
「ぜったいだよ？」
「サーカスランド・ラビット君ばいばい」
「ばいばいまたね」
「みんな、ばいばい！
くまさん、またおいしいパンケーキごちそうしてね！」
サーカスランド・ラビット君はそう言うとドアをあけてまっすぐ水色の道に、はしっていきました。
サーカスランド・ラビット君のピンクのタンスの中には、たくさんのおともだちがいます
さみしくなるといつもおともだちに会いに行くそうですよ
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