冬の到来

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子供達の嬉しそうなはしゃぎ声に目が覚めた。 「うわぁ…雪だ…。」 眠たい体を起こしながら、自分の部屋のカーテンを開けて見て思わず呟いた。 辺り一面、真っ白な白銀の世界。 木、屋根、車。 目に映る全てが雪、雪、雪。 口にするまでもない、当たり前の光景。 雪の多い地域に生まれた自分にとっては、別に珍しくもない風景だが。 「とうとう来たか!!」 何だかとてもそう叫びたくなってしまった。 毎年見慣れている筈なのに。 もしかしたら、この季節が来るのを待ってたのかな。 でも本当は来てほしくはなかったけど…。 何はともあれ、冬の季節がやって来た。
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