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「これにするよ」と兄に渡すと、やっぱこれにしたかという顔で、受け取った。
「わかった。もう腕につけていいぞ。俺はあっちで会計してくるから」といって兄は奥のほうに進んでいった。
商品を持たずに行った兄を止めようとしたが、とめられなかった。
僕が選んだ時計を腕につけてみると、さっきまで光っていた光がなくなり、少し青みがはいった黒の色が見えてきた。
「よく見ると、兄貴のと違うな」
どこが違うのかははっきり言えなかったが,たしかにそう感じた。
「じゃあ、帰るぞ。」
兄が奥から出てきて、早速店の外へ出て行った。
「まってよ。兄貴!」
僕は兄についていった。
「この時計いくらしたの?なんでこんな店しってるの?」と兄に色々聞くが、何も答えてくれなかった。
ただ、僕に一言こういった。
「おまえは何のために使う。。。」
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