トケイ

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ここはどこだ。 目を覚ますと、僕は真夜中、ビルの屋上に立っていた。 目の間には、高層ビルがズラリと並んでいて、まるで大都会にいるみたいだった。 僕の住んでいるとこは、大田舎だぞと思いながら、辺りを見渡していた。 すると、隣のビルから女性が立っていた。 女性は、明らかにこちらをみて、指をさしてきた。 人見知りな僕でも、さすがにわけがわからなくなり、 「ここはどこなんだよ」と女性に大声をあげた。 「・・・・・・。」 女性は何かしゃべっていたが、何も聞こえなかった。 すると、突然、僕がいるビルだけが崩壊しはじめた。 「うわぁーーーー。」 何百メートルあるかわからないぐらい高いところから僕は落ちていった。 女性は、それをみて喋りだした。 「あなたは、何のために使うの?」
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