トケイ

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「ケイタ。起きろ!」 「はっっ!!!」 僕は兄の言葉で目が覚めた。 「やっぱり。夢だったか。。。」 「なにいってるんだ」 兄が僕の目の前にいた。 「なんでもないよ。」僕は寝ぼけながら言った。 「そうか。ならいくぞ。準備しろ。」 「え?どこにいくんだよ」 僕は不思議そうな顔で言った。 「買い物だよ。か・い・も・の」 そうか。そういえば昨日そんなことを言ってたことを思い出した。 嫌々ながらも僕は着替えて支度をした。 「いってきます!」 僕は兄と一緒に家を出た。 外に出るのが久しぶりすぎて、太陽が痛く感じた。 そもそも兄貴と二人で出かけるなんて何年ぶりだろうか 。 隣町は、バスで一時間ほどで着く場所にあった。 バスに乗ると、兄が僕に話しかけてきた。
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