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少しのびた麺をすすりながら奈々との会話を終わりにした。
奈々とはいくらでも話していたいけど、そんなんじゃ俺は何にも出来ねえ。
それに奈々は夜があんまり得意じゃないはずだ。
それなのに
俺のためにこんな時間まで起きてるんだろう。
…自惚れか?
奈々…
会いてえ。
俺はたいして味わおうともせずに最後はビールで流し込んだ。
そしてすぐに煙草に手を伸ばす。
火を点けた煙草を急(セ)くように口に運ぶと同時に、携帯を握り、夕べ奈々から送られてきた写メを表示する。
ノーメイクでメガネで寝転ぶ飾りっ気のない奈々は
どこまでも色っぽく思えた。
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