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アリサ「そうでしたわね。
ごめんなさい。」
零音「いやいや、構わんよ。
ドラゴンさんは食事中だったのにに邪魔したな。」
ドラゴン『いや、構わん。
久々に面白いものを見せてもらった。』
俺のこと?
ドラゴン『ふむ、人間よ。
お主といれば退屈しそうもないな。
是非、使い魔契約しないか?』
使い魔契約?
使い魔は要らないんだけど…。
あっ、契約してもペットだと思えばいいのか。
アリサ「黄昏龍エンダードラゴンと使い魔契約!?
そんなの聞いたことありませんわよ!?」
えんだーどらごん?
検索…。
黄昏龍エンダードラゴン、暁龍ビギナードラゴンと対をなす龍。
黄昏龍は美しい漆黒、暁龍は綺麗な純白の鱗を持つ。
2匹のドラゴンは龍族のトップにおり、2匹で始終極龍と呼ばれている。
零音「その話、乗った。
使い魔契約しよう。」
珍しいものを手にいれるチャンスがあればそれは逃さない、絶対。
ドラゴン『では。
手の甲をこちらに向けてくれ。』
言われたとおり、左の手の甲を向ける。
ドラゴン『我ここに魂の契約す。』
えっ、契約で言うのそれだけ?
短いな。
黄昏龍か鼻先を軽く当てると何かがものすごい勢いで取られていく感じがし、手の甲から肘ちょい前にかけて刺青のようなものが入った。
ドラゴン『……よし。
綺麗に入ったな。その印は契約の証みたいなものだ。
その状態なら我の力が使える。
魔力の普及をやめれば印は小さくなるぞ。』
へぇ。
言われてみれば先程吸いとられた、魔力だと思われるものが腕に集中しているのがわかった。
それに全身に分散しろーと念じる。
すると刺青は腕輪のように手首に一周する形になった。
ドラゴン『ふむ。
上手くできたな。』
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