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俺だ…。
何で俺なんだ。
気配は消したはずだし、音も立たないようにした…。
ドラゴン『我らは鼻がいい。
臭いも消さなくては意味がないぞ。』
あちゃー、臭いか。
魔物や魔族ん中にゃ、サーモ持ってる奴もいそうだなぁ。
気を付けないと。
零音「はぁ、バレちゃあしょうがないな。」
ドラゴンの前に出る。
少女は恐怖で固まっているようだ。
ドラゴン『お主、人間か?
臭いが人間臭くない。
天使とかに近い気がするぞ。
それにあれほど綺麗に気配を消すものは初めてあった。』
うん?
天使??
神の力が入ってんのか?
てか、臭いで種族もわかんのかよ。
ひとまず、気配とかなんでも遮る能力や、自動洗浄とか完全な防御力とか色々つけたコートを作るとする。
もちろん能力はオンオフ自由だ。俺好みのデザインのすごいコートよ出ろ。
うん、俺好みのコートになったな。
能力をオンにして着る。
ドラゴン『うお!?
臭いも完全に消えたぞ。』
成功みたいだな。
少女「はっ。
私はいったい…。」
あ、やっと戻ってきた。
零音「アンタは、あのドラゴンに驚いて意識が飛んでたんだよ。」
少女「そう…なの?
あっ、ドラゴンは!?
て言うか、あなたは誰ですの?
ここにいるってことはどこかのギルドの人かしら?」
めんどくさいな。
記憶喪失でいくか。
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