episode 2

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俺だ…。 何で俺なんだ。 気配は消したはずだし、音も立たないようにした…。 ドラゴン『我らは鼻がいい。 臭いも消さなくては意味がないぞ。』 あちゃー、臭いか。 魔物や魔族ん中にゃ、サーモ持ってる奴もいそうだなぁ。 気を付けないと。 零音「はぁ、バレちゃあしょうがないな。」 ドラゴンの前に出る。 少女は恐怖で固まっているようだ。 ドラゴン『お主、人間か? 臭いが人間臭くない。 天使とかに近い気がするぞ。 それにあれほど綺麗に気配を消すものは初めてあった。』 うん? 天使?? 神の力が入ってんのか? てか、臭いで種族もわかんのかよ。 ひとまず、気配とかなんでも遮る能力や、自動洗浄とか完全な防御力とか色々つけたコートを作るとする。 もちろん能力はオンオフ自由だ。俺好みのデザインのすごいコートよ出ろ。 うん、俺好みのコートになったな。 能力をオンにして着る。 ドラゴン『うお!? 臭いも完全に消えたぞ。』 成功みたいだな。 少女「はっ。 私はいったい…。」 あ、やっと戻ってきた。 零音「アンタは、あのドラゴンに驚いて意識が飛んでたんだよ。」 少女「そう…なの? あっ、ドラゴンは!? て言うか、あなたは誰ですの? ここにいるってことはどこかのギルドの人かしら?」 めんどくさいな。 記憶喪失でいくか。
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